こんにちは。プレスのSです。
当店EN JEWELLERY(エンジュエリー)の最初のコレクションである【Hi-Bi】(ひび)は、4つのジュエリーが揃いでつけられる[パリュール]です。
当店のパリュールは日常からフォーマルまで365日どんな時でもつけられることをコンセプトに誕生しました。 そんな当店のパリュールをパリュールの意味と歴史を踏まえ、こだわりからパリュールにこめた思いをお話したいと思います。
【目次】
1. パリュールとは、ひと揃いのセットジュエリー
2. パリュールは19世紀フランスで広まった
3. エンジュエリーのパリュールにこめた3つのこだわり
・日常からフォーマルまで使える万能ジュエリー
・パリュールの良さをつめこんだ「新しいパリュール」
・忙しい現代女性に向けたジュエリー
4. さいごに
1.パリュールとは、ひと揃いのセットジュエリー
「パリュール」という言葉は一般的には聞きなれない方が多いのではないでしょうか。 ジュエリー業界の方、ジュエリーに精通している方なら当たり前の言葉かもしれません。 しかし、アパレル業界歴15年以上、ファッション、アクセサリー大好きな筆者ですが、パリュールという言葉はプレスのお仕事をさせてもらうまで恥ずかしながら知りませんでした。 パリュール(Parure)とは英語の辞書で調べるとparure【名】〈フランス語〉〔装身具としての〕ひとそろいの宝石と出ます。パリュールはフランス語なんですね。でも英語圏でも用いられている言葉です。 パリュールとは、
「ブレスレット、ブローチ、指輪、イヤリング、ネックレスなどの宝飾品が全体的にマッチしたデザインで制作されたセットのもの。」「4~5点セットになったジュエリー。2~3点の小さなセットはデミパリュールという。」 一般社団法人日本ジュエリー協会「ジュエリー用語辞典」 (発行所:一般社団法人 日本ジュエリー協会、2006年出版、該当ページP16,P27):より引用
エンジュエリーのコレクション【Hi-Bi】はネックレス、イヤリング(ピアス)、指輪、バングルの4点が揃いでつけられるパリュールです。

当店のパリュールの中でもベーシックで使いやすい夜光貝×水晶のダブレットのシリーズ。
2.パリュールは19世紀フランスで広まった
19世紀のはじめ、ジュエリーの世界でリーダーシップをとったのはナポレオン統治下のフランスでした。 ジュエリーやパリュールについてはこう書かれています。
「ナポレオンは、フランス革命の後に盗まれて各地に分散したブルボン王家の宝石を多く回収し、自分の好みに合わせて作り直させた。(中略)古いカメオやインタリオをセットした、古典的なジュエリーが、この時代大量に作られた。 作られたジュエリーとしては、こうして古典的で貴族的な風潮を反映して、ティアラtiara櫛のたぐい、パリュールparureと呼ばれたセットもののジュエリー、(後略)。」 一般社団法人日本ジュエリー協会『一般社団法人日本ジュエリー協会認定 ジュエリーコーディネーター検定Ⓡ2級 (発行所:一般社団法人 日本ジュエリー協会、2016年出版、製造編・商品編、該当ページP070-071):より引用
ナポレオン自身、ジュエリーやファッションにこだわっていたことが想像できます。 そんな時代であるので、揃いでつけるとより統一感があり、華やかで目立つパリュールのジュエリーが広まったのは自然なことなのかもしれないですね。 ナポレオンはつくらせたジュエリーをよく妻に贈っていたようです。 皇帝の妃が身に着けていたジュエリーやファッションは貴族階級の婦人たちのあこがれだったことでしょう。 19世紀のフランスではパリュールなどの大振りできらびやかなジュエリーを身に着けることがある種のステイタスであったのかもしれませんね。 19世紀初期に作られた見事なパリュール。

出典:ALBION ART ロイヤル ピンクトパーズ パリュール
3.エンジュエリーのパリュールにこめた3つのこだわり
●日常(オン・オフ)からフォーマルまで使える万能なジュエリー そろそろある程度良いものを身に着けたい。 仕事や子供関係の行事など意外とあらたまった場所に行くことも多い。 そんな時、装いに格好がつくジュエリーがあれば心強い。 でもフォーマルの為だけのようなジュエリーだと普段使わないだろうし高価なものを買うのはもったいないですよね。 それなら、フォーマル使いも普段使いもできるような万能なジュエリーがあれば最強では⁇ そんな思いからエンジュエリーのパリュールの企画開発が始まりました。 当店のパリュールは仕事、休日、おでかけ、およばれ…日常からフォーマルまでどんなシーンでもつけられるジュエリーです。 仕事の時はネックレスのみでシンプルに、結婚式にはフルセットで華やかに。 パリュールであるからこそTPOに合わせて組み合わせ次第であらゆるシーンに対応できる万能ジュエリーなのです。
結婚式、入学式など…フォーマルの装いにはフルセットで華やかに。 結婚式でのドレスなど華やかな装いだけではなく、式典でのスーツなどかしこまった装いにも。
仕事の時は、よく目に入る手元中心にジュエリーを身に着けるのも。 お気に入りのジュエリーをつけているとモチベーションもあがりますね。
●パリュールの良さを活かした「新しいパリュール」
先ほど述べてきたように歴史的なパリュールは、ティアラをはじめとしたダイヤモンドや色石が贅沢に使用された大振りできらびやかなジュエリーでした。
美術品のように美しいけれど、今の時代には古典的なデザインやアイテムの組み合わせ。
ティアラなんて結婚式で花嫁でもない限りまずつけないですよね。
でも、揃いのデザインで単品やフルセットで色々な使い方ができるパリュールとしてのジュエリーはとても魅力的だと思いませんか。
当店のパリュールは、パリュールの良いところは活かしつつ、現代に合わせたデザイン、素材、アイテムが組み合わさった「新しいパリュール」なのです。
●忙しい現代女性に向けたジュエリー
エンジュエリーのジュエリーは仕事、家事、子育て…現代を忙しく生きる女性にとって、毎日寄り添えるものでありたいと思っています。
そんな思いと、365日どんな時も自信がもてるような心強い味方であるジュエリーをコンセプトにしたパリュール【Hi-Bi】。
合わせやすいシンプルデザイン、ピアスやネックレスなど単品でも使いやすいアイテムの組み合わせ。
シンプルな中にも女性らしさを感じるデザイン。
さりげない高級感。素材も永くつけられる上質なものを。
パリュールにすることによって、単品使いだとデニムのようなカジュアルな装いでも格好いいし、フルセットだと高級感と華やかさが増し、一気にフォーマル仕様にも。
仕事、家事、育児に忙しくても、シーンに合わせて迷わずサッとつけられる。
当店のパリュールはそんな現代女性にこそつけてほしいジュエリーなのです。
茶蝶貝×スモーキークオーツ×ゴールドのシリーズ。
急なお茶のお誘い…なんて時も、普段のシンプルコーデにつけるだけでお出かけスタイルに。
オニキス×シルバーのシリーズ。
アクティブに動きたい日のコーデにスパイスを。
カジュアルコーデの中にも大人の上品さと格好良さをプラス。
4.さいごに
パリュールとは何か、歴史から当店のパリュールにこめたこだわりをお話してきました。
エンジュエリーのパリュールへこめた思いが伝わっていれば幸いです。
デザイナーも筆者も正に仕事、家事、子育てに忙しい世代であります。 そんな等身大の私たちが本当に欲しいジュエリーを企画開発しています。 その中でも最初のコレクション、パリュールである【Hi-Bi】は、構想から形になるまでおよそ1年半をかけて企画開発いたしました。
それだけに自信と誇りをもって世にだしております。 エンジュエリーのパリュール[Hi-Bi]は今回ご紹介している他にも多彩なバリエーションがあります。
お好みのものに出会えるかも? 他のパリュールも気になる方、パリュールの素材やデザインのこだわりも併せて、ぜひ一度以下のリンクからチェックしてみてください。